
「バクチオール」とは?
オランダビユというマメ科の植物の種子から抽出された天然由来成分。
もともとはインドやスリランカに古くから伝わるアユールヴェーダに使用されてきました。
エイジングケアとして年齢肌にハリ・弾力を与えるとして知られている「レチノール」と同じような働きをすると注目され、「次世代レチノール」や「ヴィーガンレチノール」とも呼ばれています。
「レチノール」とはどんな成分?
レチノールはビタミンAの一種です。
肌のターンオーバーを促進する作用があり、ハリ・弾力アップ、小じわやくすみ、毛穴の開きなどの肌悩みへの効果が期待されることから、年齢肌に有用な成分として知られています。
厚生労働省からシワ改善効果が認められて成分として有名になりました。
エイジングケアとして人気のレチノールですが、つけたときにヒリヒリしたり、赤み、乾燥、皮むけなど一時的に肌荒れを起こしてしまう(A反応)が出ることがあるため、特に敏感肌や乾燥肌の方は注意が必要です。
また、紫外線に弱い性質と肌が敏感になるため、朝のお手入れには向いていません。
バクチオールとレチノールの違いは?
レチノールと同じような効果が期待でき、肌への刺激が少ないのが特徴です。
また、紫外線の影響は殆ど受けないので日中のお手入れにも適していて、朝、夜使用可能です。
また、バクチオールはビタミンCとの併用が可能なこともメリットの一つです。
バクチオールスキンケアの選び方は?
推奨配合濃度は0.5%~1.5%以上とされています。配合量の表示がない製品は、推奨濃度以下の場合もありますので、バクチオールの効果を実感したい方は配合濃度が明確になっている製品を選ぶことがおススメです。
また、バクチオール原料の純度も確認すると良いでしょう。純度99%以上バクチオールを配合するなど、原料の品質にこだわることも大切です。
低刺激な製品か確認を
スキンケアでトラブルを経験したことのある方は、敏感肌の方へのパッチテスト済み、スティンギングテスト(赤みやピリピリ感などのテスト)などのテストを実施済みの製品を選ぶことがおススメです。
記事の監修
元美容部員 北村晴夏